東京オリンピック記念コインにてエラーセット出現!皆さま確認を
皆さん、こんにちは。貨幣研究室の伊藤亮太です。
本日は意外なお手紙が造幣局よりきましたので、その内容について皆様に是非知っていただきたく記事を書くことにしました。
まずは、手紙の内容をご覧ください。
この手紙の内容からわかるように、「東京2020オリンピック競技大会記念500円バイカラー・クラッド貨幣・100円クラッド貨幣コンプリートセット」、「東京2020パラリンピック競技大会記念500円バイカラー・クラッド貨幣・100円クラッド貨幣コンプリートセット」の中に、競技名等と異なる競技等の貨幣が組み込まれたセットが発見されたとのこと。
「え???それってエラーコインならぬエラーセットですか??」
ということで、早速筆者が購入したそれぞれのセットを確認することに。調べてみるものの、残念ながら筆者が購入したセットにはそうした誤りはありませんでした。
以下に、セットの販売要領を記載します。
製品名 | 東京2020オリンピック競技大会記念500円バイカラー・クラッド貨幣・100円クラッド貨幣コンプリートセット | 東京2020パラリンピック競技大会記念500円バイカラー・クラッド貨幣・100円クラッド貨幣コンプリートセット |
販売 価格 |
5,400円(消費税・送料込) | 4,700円(消費税・送料込) |
販売 数量 |
各100,000セット ※販売数量のうち、海外販売用、展示用、製品紹介用、記念事業広報用等として、いずれも10%を限度に控除されています。 |
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申込数 | 申込数に制限なし。各製品とも1申込みにつき1セット ※複数のはがきによる申込み、はがきと造幣局オンラインショップによる申込みとの重複も可能。 |
(出所)造幣局ホームページ
なお、このうち、「東京2020オリンピック競技大会記念500円バイカラー・クラッド貨幣・100円クラッド貨幣コンプリートセット」に関しては申込受付は完了しているため、完売している模様です。一方、2021年3月23日現在では、「東京2020パラリンピック競技大会記念500円バイカラー・クラッド貨幣・100円クラッド貨幣コンプリートセット」はまだ購入できる見込みとなっています。
さすがに、販売されている段階のものではエラーセットは販売しないでしょうから、あるとすれば既に販売されている中でしょうね。何セット位、またどの競技の貨幣が誤って封入されたのかまではこのお手紙ではわからないものの、現代の、しかも東京オリンピックという一大イベントにおける記念貨幣セットにおいて、こうした間違いがあったという点が興味深いです。時代が新しくなるにつれ、技術が発達していることからこうしたエラー関連も少なくなってきていると想定されるため、今回のエラーセットは高値になること間違いないと思います。
購入された皆様、是非確認してみてくださいね。とんでもないお宝に生まれ変わっているかもしれません。
※造幣局のセット名称にオリンピックと記載されているため、そのまま使用しています。
動画でも解説しています。
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